【書評】英語(語学)で飯食うには?
書名: 語学で身を立てる
著者: 猪裏道夫
購入の経緯:
転職前に、”語学”を武器に飯を食うにはどうすれば良いかと知るために購入した。
少し話が前後するが私の前職では、帰国子女が派遣社員として翻訳業務に従事していた。
その派遣会社のサイトで検索したが、
【時給】1300円
【語学力目安】TOEIC900点以上、または英検1級・準1級レベル
という条件らしい。
そういった実際の現場・相場を見て、「語学だけできても金にならないなあ・・・・・・」というモヤモヤした気持ちが湧き上がってきた。英語だけできても仕事ができるとは限らないということは確かにわかるのだが、少なくともTOEIC 900点は、勉強せずに取得できる点数ではないし、もうちょっと何とかならんのか?というのが正直な気持ちである。
自分も「語学力」を一つの軸として生きていくつもりなので、買い叩かれないためにも自分をどのポジションに持っていくかを考えるために、本を読んで勉強しようと思ったわけである。
【内容】
本書冒頭の目次より引用
少し補足説明を加えていこう。
1: 大別すると3タイプになる。現在の私は所謂ビジネスマンコースに所属する。
- 語学の専門家になる(スペシャリストコース)
- 会社に勤めて組織の中で語学力を武器にする(ビジネスマンコース)
- 語学力を武器にして自分でビジネスを開く(起業家コース)
2: 語学スペシャリストの仕事
- 翻訳系の仕事
- 通訳系の仕事
- 語学教師の仕事
(以下略)
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語学系の求人といっても、多種多様である。フリーランス、会社員で行うのか?自分の武器にする英語の分野はどうするのか?自動車英語?機械英語?広告英語?医療英語?
語学系の求人と一言で表現するのは簡単だが、実際には様々な分野・要素があることがわかる。
私が考えるこの本の想定読者は、
- TOEIC 800, 900点程度の英語力を保持していて、将来的に自分の語学力を武器に飯を食うことを考えている人
- 将来的に、語学力を生かした仕事に就きたい学生
だと思う。このような考えを持っている人にとっては、実に有益な情報が掲載されている本である。
(おわり)