【単語】語源で英単語を学習する単語帳
書名:連想式にみるみる身につく語源で英単語
購入の経緯:
Duo 3.0学習後に、語彙力を高めるために購入した。
リスニングCD、赤シート付属
レイアウト:
見開き(左右ページ)で1単元というレイアウト構成
左ページ側に、イラスト、語源解説
右側ページに、ターゲット形式で5~6単語が並ぶ (語源の注釈付)
(参考:右側ページレイアウト)
P.001 <ali,alter,else=別の、他の>より引用
alien <発音記号省略> 形:外国の、異質な
alien <発音記号省略> 名:外国人、宇宙人
<例文>
When I first went to London, it all felt very alient to me. <日本語訳省略>
語源で連想
ali + en
(別の) + (形容詞)
内容・考察:
本書冒頭の”はしがき”より引用
本書では導入部分として、カタカナ語を取り上げ、それにイラストを付すことにより、左脳と右脳の両方を刺激して暗記を定着させることを狙いとしました。また、紙面の関係でイラスト化できないものに関しても、読者の方々が独自にイラストをイメージすることによって、右脳に焼付けながら効率的に学習することが可能となります。
(中略)
語源学習の2番目のメリットは未知の単語に出会った時に対象法にあります。
【考察】
一般的な単語学習法というと、Duo 3.0などを活用して単語や例文を紙に書いて覚えるといったアプローチが主流ではないだろうか。
私も普段はその様な方法で単語学習をしているが、この本の著者の主張通り、イメージと語源を活用して単語を覚えることは非常に効率的・効果的な学習法である。
【内容】
語源学習法に基づいて、単語を学習するタイプの単語帳になる。
P.5 「語源学習法」とは?より引用
語源学習法とは、「英単語をパーツ(word parts)に分解し、word partsの意味を組み立ててその単語の意味を理解する」という学習法のことです。
(中略)
語源学習法の3つのメリット
- 単語の長期的な保持が可能になる!
- 未知語の意味推測が可能になる!
- 単語の体系的・効率的な学習が可能になる!
「単語はとにかく気合と根性で書いて覚えろ!」と言った体育会系なアプローチとは一線を画す単語学習法を提言している。TOEIC900点越え、英語で文章を読めるようになりたいことを目指すのであれば、多角的なアプローチで単語を覚えることは大変有益であることを主張したい。
コンテンツ内容は、
- 1~100セクション 語源別にまとまっている
- 巻末付録で、接頭辞・接尾辞の一覧おまけつき
使い方・学習法:
この単語集を使用して一番効果があるのは、既存の単語集をいくつか学習し終えた人ではないだろうか。(TOEIC 700程度)
ある程度単語力があれば、この本を見ると、「へーあの単語とこの単語ってこういう語源だったのか」と理解+記憶力が深まると思う。
私はこの単語帳を1ページ目から通読して学習したわけではなく、辞書的な使い方で活用している。
まとめ:
単語力の”深化”を目指したい人は、購入しても損は無いはずである。
この本を購入する前に、他の著者の”語源で英単語を学ぶ単語帳”を購入したが、レイアウトが読みづらく挫折してしまった。それに比べるとこの本はレイアウトもわかりやすく、CDも付属しているのでおすすめです。
- 作者: 清水建二,William Currie,中田達也
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
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