TOEIC900点・第二新卒枠で語学系の求人へ転職してみた vol.3
前回の記事の続き。
実際に面接に行き、現場の声を聞いたので、「英語力」が転職市場でどのように評価されるかを考察してみようと思います。(自分の考えをまとめておく。)
- 英語力が評価されるのは、30代から?という仮説
転職活動をしてみてわかったことは、「その道(特定の業界の特定のポジション)に行けば、英語力を兼ね備えて仕事をしている人はたくさんいる。*1」ということでした。
20代では、実務に対する経験・実績がほとんどないため、「ツール=英語力*2」としての価値はあまり有効ではないと考えられる。
20代で実務経験を積み、母国語でその仕事を一通りこなせるようになってから、海外に対して「ツール=英語力」を活用して仕事をすることで、待遇・給与upを狙っていくのが戦略だと考えられる。 - 「英語力」以外の要素で、他者とどう差別化していくかをぼんやり考えておいたほうが良い。
「英語力=ツール」は決定的な武器にはならないという体験をした結果、「英語力」+αの要素で、他者と自分をどう差別化していくかという視点を持って仕事をしていく必要があると感じました。プラスαの要素は、実務を経験しつつ、継続的に考えていく必要があります。 - (それでも)TOEICは、面接にたどり着くまでの通行手形にはなる。
最近TOEIC不要論が見受けられますが、語学を活用する職種に応募する限りは、TOEICの点数はアピールになります。企業で働くためには、「面接」を突破する必要がありますが、人余りの今日、どこの馬の骨かもわからんワナビー若造を人・金・時間を使って面接をする場合、「どうせ面接するなら英語力が少しでも客観的にわかる奴を面接で見てみたい。」というのが企業側の都合があると思う。
初対面の人間に、アポを取り付けるなら相手が目にかけてくれそうなアピールポイントを作る必要があると思います。
実務経験が浅い我々(第二新卒枠)にとって、一番コスパが良い資格としてTOEICのスコアは活用できると思います。
「TOEICとかねーんすけど、英語使う仕事したいんすよ!パネェ!ウェーイ!」とか言ってる人を、企業が面接に呼ぶだろうか。いや、ない。(反語)
*1: 企業のレベルが上がるほど、英語力を兼ね備えた人材が面接官として登場しました。(若手~年配)
*2: 「ツール=英語力」を活用して、差別化をできるのは【対日本人】のみという主張。
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